外為法違反事件で西松社長宅を家宅捜索

 住友不動産と手を組んで鴬谷町開発を進めている西松建設は、かねて同社の元幹部が海外事業で捻出した裏金1億円を無断で国内に持ち込んだとして報道されておりましたが、西松建設株式会社・國澤幹雄社長の自宅が家宅捜査を受けました。
 同社長は、1995年から2003年の社長と専務時代、同社の管理本部の本部長でありましたが、すでに本社は家宅捜査されており、これによって同社の組織的裏金づくりの実体が解明されるでしょうか。
 同社をめぐっては、防衛施設庁での官製談合事件など数々の不正事件では名をとどろかせており、以前は談合のドンとも呼ばれる役員が、大きな役割を果たしていた時代もありました。
 西松の経営理念に「社会規範を守る…」「信義誠実をもって…」など口先では立派の口上を述べながら、その腐敗した体質には驚愕するばかりです。
 また、社員の行動規範は「社会の一員たることを自覚し、遵法自治の精神をもって行動する」ともあります。
西松社員の行動を見守り続けよう!